春学期試験の採点について

マーケティング論 履修者の皆さんへ
 

評価に疑問のある人は、まず下の注意事項を読んで下さい。その上で
どうしても納得できない場合、事務室への問い合わせを行って下さい。
 

ダメもとの問いあわせは、お互いに時間のムダです。




春学期考査の表記に関して先ず理解してほしいのは、あくまでもリモート授業を受講・理解した上での
レポート作成が求められているという事です。授業を送信する側も不慣れな点、配信方法が整っていなかった
状況が多々あったとはいえ、受講していなかった事がバレバレの答案では、評価する以前の問題です。 

レポート課題を勝手に創って自分の行動をだらだら書いただけの感想文を提出して来た人、
ネットの記事を漁ってコロナ下の消費行動の一般論を書いてきただけの人が多かったのは残念です。
ある商品(特にマスク・消毒液)に対する自分の消費行動がどう変わったか書いてきただけの内容では
小学生の夏休みの作文に等しく、「これからも注目していきたい」と締めくくる人はとても大学生が
自分の視点から「分析」しているとは思えません。キャッシュレス決済の仕組みを蕩々と解説してくれた人、
ゲーム機のレビューをひたすらしてくれた人、設問に擦ってもいません。

用紙に余白の多い人も「論じる」姿勢が見られないと判断しました。ネット提出のレポートで字数が限られ
しかも自筆ではない場合、見る側も(コピペが可能な前提で)内容に一生懸命が込められているかを判断基準とします。

これは近い将来におそらく直面するネット就活において特に重要なポイントですが、自分の考えをわかってもらう
文章力、段落・レイアウトを含めて読んでもらおうとする熱心さが読み手の評価に繋がります。

今回の課題で最重要なのは、Benefit と Utility の差異を理解しているかどうかです。

授業をロクに理解せずネットの上で漁った知識を使ってこの二つを混同している人があまりにも多くいました。
benefitという言葉を、ネット上で飛び交っているいい加減な内容を考えもなく援用してきた人は、
残念ながらマーケティング論を履修した意味がありません。内野の見解を絶対として押しつける気はありませんが、
少なくとも世間的にこの視点が濫用され混乱している事は指摘してきた筈です。

市場や顧客に対するマーケティングを語るとき、多くの論者が(特にコンサルタント関係)自分の理屈で語っていますが、
企業の立場と消費者の立場の混同は市場理解のためには致命的です。

呑み会に言及した人が数名いましたが、実態はどうあれ1回生の内に飲酒が恒常化していたという事でしょうか?
20歳未満の飲酒は明らかな法律違反、コンプライアンス無視の答案は評価の対象ではありません。

ネットの時間が増えた、外食が減ったというのは事実でしょうが、それによって増加した時間、費やしていたコストを
何に振り向けたのか、それが(自分の)次のライフスタイルやそこから敷延して新しい消費行動の理解にどう資するのか、
といった言及がなければ求められる答とはいえません。Uber Eats で発見したUtilityは「安全」だけなのでしょうか?
安全は外食産業にとってコロナ禍以前から絶対の大原則です。大体、Uber Eats の頻繁な利用は普通の大学生、
特に一人暮らしの場合はコスト的に現実的とは思えませんが。

内野的に求めていた答案が何編かありました。例えば自粛下にYoutuber(ライバーやtokkerでも良いのですが)になり、
送り手としての面白さに目覚めた→就活にも使える! とかマスクが必須になり従来のお洒落ができなくなった事を
前提に買い物の行動パターンが変わった、高校生のデコマスクを前提に大学生として、高校生としてこういう製品はどうだろう、
と考えて実際にネットショップを立ち上げてみた反響、などを記述したレポートは、高評価をせざるを得ません。
 
 
 



 
 

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